⭐️この記事はJAPAN AIアドベントカレンダー2025の4日目の記事です⭐️

JAPAN AI株式会社のFDCS チーム(Forward Deployed Custom Solutions)でエンジニアをしている平 幸一郎(ヒラ コウイチロウ)です。

FDCS チームは「Forward Deployed Engineer(FDE)」という役割を担うエンジニアで構成されており、お客様の課題に深く入り込みながら、AIエージェントを活用したソリューションを開発しています。

本記事では、JAPAN AIにおけるFDEに求められる役割や、実際の業務内容について紹介します。


JAPAN AIにおけるFDEの役割

FDEの主な役割は、**「未来の機能を、最前線(Forward)で先行実装(Deploy)すること」**です。

顧客課題を通じて、プロダクトの未来をつくる

JAPAN AIにはJAPAN AI AGENTJAPAN AI SPEECHJAPAN AI STUDIOなど、様々なAIプロダクトがあります。FDCS チームは、これらの既存機能を活用しながら、お客様の特定の業務課題を解決する特化型AIエージェントを高速に実装します。

ここで重要なのは、私たちが単なるカスタマイズ(受託開発)部隊ではないということです。Core Productチームの開発ロードマップよりも先に、**現場で必要とされている「未来の機能」をFDEが先行して実装します。**プロジェクトを通じて得られた知見とコードは、最終的にコアプロダクトに統合(1→100化)され、JAPAN AI全体の価値を高めることにつながります。

実際の業務内容

FDCS チームの代表的な業務として、次のようなものがあります。

1. Product Discovery:未知の課題(Unknown Unknowns)を発掘する

JAPAN AIでは、PMと密接に連携しながらプロジェクトを進めます。PMが顧客との窓口となり、ビジネス要件を整理する一方、FDEは技術的な実現可能性を検証し、最適なソリューションを提案します。

ここで難しいのは、お客様が常に明確な問題意識を持っているわけではないということです。「なんとなく業務が煩雑」「もっと効率化したい」といった漠然とした要望から始まることも少なくありません。

そこでFDEは、高速にプロトタイプを開発し、お客様に実際に触っていただく中で問題意識を明確にしていきます。このプロセスを通じて、お客様自身も気づいていなかった真の課題が浮き彫りになり、それをもとにより深い理解を得ることができます。

2. 開発フライホイール(Flywheel)を回す

プロジェクトで得た知見は、JAPAN AIの標準機能として活用できるように標準化することを目指します。私たちはこれを「開発のフライホイール」と呼んでいます。