⭐️この記事はJAPAN AIアドベントカレンダー2025の10日目の記事です⭐️

こんにちは、JAPAN AI株式会社 STUDIOチーム所属エンジニアの茂木匠です。

私たちのチームは「JAPAN AI STUDIO」プラットフォームの開発・保守を主に行い、AIネイティブなプロジェクトの構築を実現するために、日々プロダクトの改善に取り組んでいます。

https://japan-ai.co.jp/studio/?cats_not_organic=true

「JAPAN AI STUDIO」は、AIネイティブな組織を構築するために必要なソフトウェア開発プラットフォームです。AIエージェント本来の力を引き出しながら、工期と費用を劇的に圧縮し、業務知識を持つ現場部門の人材を開発に参画させることを容易にします。これにより、AIを前提とした組織・ビジネスモデルへの変換を実現します。

JAPAN AI STUDIOでは、プロジェクト単位でエージェント向けのワークスペースを構築でき、その中に Agent、Knowledge、Custom Object、Workflow、Page、Storage など、必要なコンポーネントをまとめて構成できるようになっています。従来の人間向けのノーコード/ワークフローツールと違い、「まずはAIエージェントが良い仕事をするための環境を整える」ことを出発点に設計されているのが特徴です。そのうえで、人間のユーザー向けのUIや体験を、エージェントと一緒に業務全体をどう再設計するかという視点で組み立てていくことを目指しています。

今回の記事では、12/7に開催された「JAPAN AI STUDIO」を用いたハッカソンのレポートをお届けします。ハッカソンを通じて、社外の多様なバックグラウンドを持つ方々の手によって思いもつかないような活用アイデアが生まれるのではないか——そんな期待と、リリース直後のプロダクトでハッカソンを行うという緊張感が入り混じる挑戦でした。加えて、エンジニアとしてエンドユーザーの皆さんから直接フィードバックをいただける貴重な機会でもあり、とても楽しみにしていました。

イベント開催の背景

JAPAN AIでは、これまで社内向けに2度のハッカソンを開催し、プロダクトへの理解を深めるとともに、チームビルディングの機会としてきました。

AI Dogfoodingに挑戦!第一回JAPAN AI HACKTHONレポート|株式会社ジーニー

第二回JAPAN AI HACKTHONレポートー未来を創るAIエージェントの挑戦|株式会社ジーニー

今回は新プロダクト「JAPAN AI STUDIO」がリリースされるタイミングということもあり、「このプロダクトの可能性を、社外の皆様にも直接触れて、体験していただきたい」という想いから、今回初めて外部の方々をお招きしたオープンハッカソンを開催することになりました。あわせて、このハッカソンでは単に「便利なエージェント」を1体つくってもらうことが目的ではなく、STUDIOの Project という枠組みの中で、1つの業務領域そのものをどのように作り変えられるのかを試してもらうことを狙いとしていました。エージェント単体ではなく、業務データ(Storage・Custom Object)、ワークフロー(Workflow)、自由にカスタマイズできる画面(Page)を組み合わせて、たとえば翻訳や採用、カスタマーサポートといったプロセスを、AIエージェントが前提のかたちで再設計するとどうなるか──その発想と実装を、参加者の皆さんの視点で見てみたいという思いがありました。

イベントは、2週間の事前開発期間を経て、当日の1Dayハッカソンで成果を発表いただく形式で実施。最終的に、20以上のチームにエントリーいただきました。

当日まで

「JAPAN AI STUDIO」は、「AIエージェントが働く環境を作る」という画期的なコンセプトから生まれました。人間が働くオフィスのように、それぞれの役割を持つAIたちが一つのチームとして連携し、共通の目的のために働く環境を、誰もが自由に構築できます。

ただ、このプロダクトは非常に自由度が高い分、実際に触れてみなければその全体像を掴みきれない側面もあります。そのため、開発に着手してから「こんなこともできるのでは?」とアイデアが膨らみ、当初のテーマを柔軟に変更したり、新たな機能を追加開発したりするチームが多くありました。